トリガー再実行

トリガー再実行とは

トリガーを再実行するための機能である再実行タスクの管理・再実行を行います。
対象となるトリガーは、「スケジュールトリガー」および「HTTPトリガー」になります。
管理者権限を持ったユーザのみ実行できます。

トリガー再実行の機能

トリガー再実行では、以下の機能を提供しています。
機能の説明
機能名 説明 備考
再実行タスクの保存 再実行タスクを保存します。  
再実行タスクの一覧表示 保存されている再実行タスクを一覧表示します。「トリガー再実行画面」ボタンを押下してトリガー再実行画面を開いた際に表示されます。
  • ソートの順序は、Unicode順となります。
再実行タスクの実行 選択した再実行タスクを実行します。
  • 複数の再実行タスクを選択した場合、実行はできません。
  • 再実行タスクの実行回数は一再実行タスクにつき一回になります。
  • 実行後の再実行タスクはグレーの文字で表示されます。
  • 入力データが保存されている場合、実行時に入力データの[名前]と一致する[スクリプト引数]に、入力データの[値]を渡します。
    • 入力データとして保存される対象は、HTTPトリガーで取得したすべてのリクエストパラメータ、またはリクエスト本体に格納されたXMLデータになります。
      HTTPトリガーにおけるリクエストパラメータの設定方法については、「リクエストパラメータ設定方法」を参照してください。
  • 実行時に、再実行タスク保存時に起点となったトリガーの以下の情報を参照してスクリプトを実行します。
    • 実行ユーザ名/パスワード
    • サービス/スクリプト名
    • スクリプト引数
    • 種別
    • XMLログ
再実行タスクの削除 選択した再実行タスクを削除します。
  • 実行中の再実行タスクを選択した場合、削除できません。
入力データの表示 選択した再実行タスクの[種類]が「HTTP」の場合、再実行タスクに保存されているリクエストパラメータまたはリクエスト本体に格納されたXMLデータを表示します。
  • [名前]:
    リクエストパラメータのパラメータ名、またはXMLデータを格納する[スクリプト引数][変数名]を表示します。
  • [値]:
    リクエストパラメータのパラメータ値、またはリクエスト本体に格納されたXMLデータを表示します。
  • リクエスト本体に格納されたXMLデータを再実行タスクに保存するには[スクリプト引数][変数名]が必要になるため、 格納先となる[スクリプト引数][値]にはHTTPトリガーのトリガー変数「入力データ」が指定されている必要があります。
    HTTPトリガーのトリガー変数については、「トリガー変数」を参照してください。
最新の状態に更新 再実行タスクの一覧を最新の状態で表示します。  
未読に変更 選択した再実行タスクを「既読」から「未読」に変更します。
  • 未読に変更された再実行タスクは太字で表示されます。
  • 選択した再実行タスクの中に実行中または実行済みの再実行タスクが含まれている場合、未読に変更できません。
既読に変更 選択した再実行タスクを「未読」から「既読」に変更します。
  • 既読に変更された再実行タスクは標準の文字で表示されます。
  • 選択した再実行タスクの中に実行中または実行済みの再実行タスクが含まれている場合、既読に変更できません。
すべて未読に変更 すべての再実行タスクを「既読」から「未読」に変更します。
  • 未読に変更された再実行タスクは太字で表示されます。
  • 実行中または実行済みの再実行タスクは未読に変更されません。
すべて既読に変更 すべての再実行タスクを「未読」から「既読」に変更します。
  • 既読に変更された再実行タスクは標準の文字で表示されます。
  • 実行中または実行済みの再実行タスクはすでに既読になっています。
未読のみ表示 トリガー再実行画面の一覧で未読の再実行タスクのみ表示します。  
既読のみ表示 トリガー再実行画面の一覧で既読の再実行タスクのみ表示します。  
実行IDをコピー 選択した再実行タスクの実行IDをクリップボードにコピーします。
  • 環境によっては、クリップボードへのアクセスを許可するか否かの確認ダイアログが表示される場合があります。

再実行タスクの保存

再実行タスクの作成および保存は、以下のいずれかのタイミングで行われます。

再実行タスクの一覧表示

項目の説明
項目名 説明 備考
トリガー名 再実行タスク保存時に起点となったトリガーの名前です。  
種類 再実行タスク保存時に起点となったトリガーの種類です。
  • [スケジュール]:
    スケジュールトリガーを表します。
  • [HTTP]:
    HTTPトリガーを表します。
 
実行要求日時 再実行タスク保存時に起点となったトリガーに実行要求が到達した日時、または再実行タスクを実行した日時です。  
登録理由 再実行タスクが保存された理由です。以下のいずれかが表示されます。
  • [実行停止中]:
    トリガーの状態が実行停止中で実行要求が到達した場合を表します。
  • [実行失敗]:
    実行されたスクリプトが異常終了、またはスクリプトが実行できなかったことを場合を表します。
  • [サーバ停止]:
    実行されたスクリプトの実行中にSkyOnDemand Serverが停止、またはスケジュールトリガーの場合、SkyOnDemand Server停止中に実行要求が到達したことを表します。
 
終了ステータス 実行されたスクリプトの終了ステータス、またはスクリプトが実行できなかった場合の終了ステータスです。
  • [登録理由]が「実行失敗」の場合のみ、表示されます。
実行ID 実行されたスクリプトの実行IDです。
  • [登録理由]が「実行失敗」で、かつスクリプトが異常終了した場合のみ表示されます。
再実行日時 再実行タスクを実行した日時です。  
再実行結果ステータス 再実行タスクを実行した結果のステータスです。以下のいずれかが表示されます。
  • [実行中]:
    再実行タスクが実行中であることを表します。
  • [正常終了]:
    再実行タスクが正常終了したことを表します。
  • [異常終了]:
    再実行タスクが異常終了したことを表します。
  • [不正終了]:
    再実行タスクの実行中にSkyOnDemand Serverが停止したなどの事象が発生して、実行中の再実行タスクが終了したことを表します。
    SkyOnDemand Server再起動時に[実行中]から[不正終了]に更新されます。
 

再実行タスクの実行

再実行タスクの実行は、メニューの[ファイル]-[実行]から行います。
実行後、再実行タスクは既読となりグレーの文字で表示されます。
複数の再実行タスクを選択した場合、実行できません。
選択した再実行タスクが実行中または実行済みの再実行タスクの場合、実行できません。

再実行タスクの削除

再実行タスクの削除は、メニューの[ファイル]-[削除]から行います。
再実行タスクを削除しても再実行タスク保存時に起点となったトリガーは削除されません。
選択した再実行タスクに実行中の再実行タスクが含まれている場合、削除できません。

入力データの表示

再実行タスクの入力データの表示は、メニューの[表示]-[入力データの表示]から行います。
複数の再実行タスクを選択した場合、入力データは表示できません。

最新の状態に更新

再実行タスクの一覧を最新の状態で表示するには、メニューの[表示]-[最新の状態に更新]から行います。

未読に変更

再実行タスクを未読に変更するには、メニューの[ツール]-[未読]から行います。
未読になった再実行タスクは太字で表示されます。
選択した再実行タスクに実行中または実行済みの再実行タスクが含まれている場合、未読に変更できません。

既読に変更

再実行タスクを既読に変更するには、メニューの[ツール]-[既読]から行います。
既読になった再実行タスクは標準の文字で表示されます。
選択した再実行タスクに実行中または実行済みの再実行タスクが含まれている場合、既読に変更できません。

すべて未読に変更

一覧表示されている再実行タスクを未読に変更するには、メニューの[ツール]-[すべて未読]から行います。
一覧表示されている再実行タスクは未読になり、太字で表示されます。
実行中または実行済みの再実行タスクは未読に変更されません。

すべて既読に変更

一覧表示されている再実行タスクを既読に変更するには、メニューの[ツール]-[すべて既読]から行います。
一覧表示されている再実行タスクは既読になり、標準の文字で表示されます。
実行中または実行済みの再実行タスクは既読に変更されません。

未読のみ表示

再実行タスクの一覧で未読の再実行タスクのみを表示するには、メニューの[表示]-[未読のみ表示]から行います。

既読のみ表示

再実行タスクの一覧で既読の再実行タスクのみを表示するには、メニューの[表示]-[既読のみ表示]から行います。
実行中または実行済みの再実行タスクは既読になっているので表示されます。

実行IDをコピー

再実行タスクの実行IDをコピーするには、メニューの[ツール]-[実行IDをコピー]から行います。
環境によっては、クリップボードへのアクセスを許可するか否かの確認ダイアログが表示される場合があります。
実行IDが空の再実行タスクに対して行った場合、クリップボードは空になります。
複数の再実行タスクを選択した場合、実行IDはコピーできません。

再実行タスクの未読/既読について

再実行タスクの「未読/既読」の状態によって、「トリガー再実行画面を開く」ボタンのアイコン表示が異なります。

アイコンの表示 状態
未読]の再実行タスクが存在する状態
未読]の再実行タスクが存在しない状態

仕様制限

注意事項