ジョブ/バッチ情報取得処理

オペレーション名

ジョブ/バッチ情報取得

機能概要

指定したジョブのジョブ情報取得(Getting Job Details)および、バッチ情報リスト取得(Getting Information for All Batches in a Job)のリクエストを発行します。
指定したジョブの情報は、コンポーネント変数より取得することができます。
また、バッチ情報リストは、出力スキーマより取得することができます。

本コンポーネントはBulk APIの最小単位のオペレーションを実現する機能となります。
ジョブ作成、バッチ作成、バッチ結果の取得、ジョブのクローズまで一括で行う[Bulkデータ書き込み(INSERT)]などの機能を使用する場合であれば、一般的に本コンポーネントを使用する必要はありません。

本オペレーションが使用するAPI仕様については、グローバルリソースで選択したバージョンのAPIドキュメントを以下のリンク先ページより参照してください。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはテーブルモデル型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
 
ジョブID 必須 使用可 指定するジョブのIDを入力します。  
データ処理方式
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
データ処理方式 必須 使用不可 データ処理方式を選択します。
  • [スクリプトの設定を使用する]:(デフォルト)
    スクリプトプロパティの大容量データ処理の設定をアダプタに使用します。
  • [大容量データ処理を行わない]:
    大容量データ処理を行いません。
  • [大容量データ処理を行う]:
    大容量データ処理を行います。
 
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

ありません。

出力スキーマ

取得したジョブに含まれるバッチ情報を出力します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<table>
  <row>
    <column>batchId</column>
    <column>numberRecordsProcessed</column>
    <column>createdDate</column>
    <column>state</column>
    <column>stateMessage</column>
    <column>systemModstamp</column>
    <column>numberRecordsFailed</column>
    <column>apexProcessingTime</column>
    <column>apiActiveProcessingTime</column>
    <column>totalProcessingTime</column>
  </row>
  <row>
    :
  </row>
</table>
要素名 列名 説明 備考
row
-
ジョブに含まれるバッチの件数分繰り返します。  
column batchId バッチIDを出力します。  
numberRecordsProcessed バッチの処理済みレコード件数を出力します。  
createdDate バッチの開始時刻を出力します。  
state バッチの状況を出力します。
  • [Queued]:処理はまだ始まっていません。
  • [InProgress]:現在処理されています。
  • [Completed]:処理は完了しています。
  • [Failed]:処理に失敗しました。[stateMessage]を確認してください。
  • [Not Processed]:処理前にジョブが中止されました。
 
stateMessage バッチの状態メッセージを出力します。  
systemModstamp バッチのSystemModstampを出力します。  
numberRecordsFailed バッチで正常に処理されなかったレコード件数を出力します。
  • API 18.0 の場合、未対応バージョンのためスキーマは表示されません。
apexProcessingTime バッチに関連するトリガおよび他のプロセスの処理時間(ミリ秒)が格納されます。
  • API 18.0 の場合、未対応バージョンのためスキーマは表示されません。
apiActiveProcessingTime 指定したバッチの処理時間(ミリ秒)が格納されます。
バッチがキューで処理を待機している時間や、逐次化および並列化に要する時間は含まれません。
  • API 18.0 の場合、未対応バージョンのためスキーマは表示されません。
totalProcessingTime 指定したバッチの合計処理時間(ミリ秒)が格納されます。
バッチがキューで処理を待機している時間は含まれません。
  • API 18.0 の場合、未対応バージョンのためスキーマは表示されません。

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

大容量データ処理

大容量データ処理に対応しています。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
job_id 指定したジョブのIDが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
object 指定したジョブのオブジェクトAPI名が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
external_id_field_name 指定したジョブの外部ID項目API名が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
concurrency_mode 指定したジョブの同時実行モードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
content_type 指定したジョブのコンテンツタイプが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
state 指定したジョブの状況が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
operation 指定したジョブのオペレーション種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
created_by_id 指定したジョブの作成者IDが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
created_date 指定したジョブの作成時刻が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
number_batches_completed 指定したジョブの完了したバッチ数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
number_batches_queued 指定したジョブのキューにあるバッチ数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
number_batches_failed 指定したジョブの失敗したバッチ数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
number_batches_progress 指定したジョブの処理中のバッチ数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
number_batches_total 指定したジョブの総バッチ数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
number_records_processed 指定したジョブの処理済みレコード数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
number_records_failed 指定したジョブで正常に処理されなかったレコード数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • API 18.0 の場合、未対応バージョンのため値が格納されません。
number_retries 指定したジョブの再試行回数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
apex_processing_time 指定したジョブに関連するトリガおよび他のプロセスの処理時間(ミリ秒)が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • API 18.0 の場合、未対応バージョンのため値が格納されません。
api_active_processing_time 指定したジョブの処理時間(ミリ秒)が格納されます。
ジョブがキューで処理を待機している時間や、逐次化および並列化に要する時間は含まれません。
  • デフォルト値はnullです。
  • API 18.0 の場合、未対応バージョンのため値が格納されません。
total_processing_time 指定したジョブの合計処理時間(ミリ秒)が格納されます。
ジョブがキューで処理を待機している時間は含まれません。
  • デフォルト値はnullです。
  • API 18.0 の場合、未対応バージョンのため値が格納されません。
system_modstamp 指定したジョブのシステム時刻が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
server_url ログイン後のエンドポイントURLが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
session_id セッションIDが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
operation_api_exception_code APIエラー発生時、発生したエラーのExceptionCodeが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • APIエラー以外のエラー発生時は、値が格納されません。
  • SkyOnDemandのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
operation_error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • SkyOnDemandのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
operation_error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • SkyOnDemandのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
java.net.UnknownHostException グローバルリソースで指定したPROXYサーバが見つからない例外です。 PROXYサーバの状態を確認して下さい。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[Proxyホスト]を確認してください。
java.net.SocketTimeoutException
connect timed out
Salesforceに接続中にタイムアウトが発生しました。 ネットワークの状態、Salesforceのサーバの状態を確認してください。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[Connectionタイムアウト(秒)]を確認してください。
java.net.SocketTimeoutException
Read timed out
Salesforceに接続後、サーバからの応答までにタイムアウトが発生しました。 ネットワークの状態、Salesforceのサーバの状態を確認してください。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[タイムアウト(秒)]を確認してください。
jp.co.headsol.salesforce.adapter.exception.SalesforceAdapterIllegalArgumentException SalesforceBulkアダプタのプロパティの設定値が不正です。 エラーメッセージを確認し、設定内容をご確認ください。
com.sforce.soap.partner.fault.LoginFault Salesforceへのログインに失敗しました。 ExceptionCodeまたは、エラーメッセージを確認し、Salesforceの関連ドキュメントなどに対象のエラーに関する情報がないか確認してください。
com.sforce.async.AsyncApiException SalesforceBulkアダプタにて実行したジョブまたはバッチにてエラーが発生しました。 ExceptionCodeまたは、エラーメッセージを確認し、Salesforceの関連ドキュメントなどに対象のエラーに関する情報がないか確認してください。