結果取得(AsyncResult)処理

オペレーション名

結果取得(AsyncResult)

機能概要

入力データに指定された AsyncResult の ID をもとに、checkStatus() を使用してAsyncResult を同期処理で取得します。
一般的に、更新系のオペレーションにて処理完了を待ち結果を取得する設定となっている場合、本コンポーネントを使用する必要はありません。
処理完了を待ち結果を取得しない設定となっている場合、サーバ側で非同期に処理が実行されますので、本コンポーネントを使用することで任意のタイミングで結果を取得することができます。
本オペレーションが使用するAPI仕様については、グローバルリソースで選択したAPIバージョンのAPIドキュメントを以下のリンク先ページより参照してください。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはテーブルモデル型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
入力データ 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上にあるコンポーネントを選択します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
  • API 29.0以前のグローバルリソースが選択可能です。
データ処理方式
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
データ処理方式 必須 使用不可 データ処理方式を選択します。
  • [スクリプトの設定を使用する]:(デフォルト)
    スクリプトプロパティの大容量データ処理の設定をアダプタに使用します。
  • [大容量データ処理を行わない]:
    大容量データ処理を行いません。
  • [大容量データ処理を行う]:
    大容量データ処理を行います。
 
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<table>
  <row>
    <column>id</column>
  </row>
  <row>
  :
  </row>
</table>

要素 列名 説明 備考
row
-
結果取得するIDの件数分繰り返します。  
column id 結果取得するAsyncResultのIDを渡します。  

出力スキーマ

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
<table>
  <row>
    <column>id</column>
    <column>RESULT_inputRowNumber</column>
    <column>RESULT_ASYNC_done</column>
    <column>RESULT_ASYNC_id</column>
    <column>RESULT_ASYNC_message</column>
    <column>RESULT_ASYNC_state</column>
    <column>RESULT_ASYNC_statusCode</column>
  </row>
  <row>
  :
  </row>
</table>

要素 列名 説明 備考
row
-
入力スキーマに渡されたデータの件数分繰り返します。
  • [処理完了を待ち結果を取得する][チェックなし]とした場合、0件となります。
column id 入力スキーマに渡されたIDを出力します。  
RESULT_inputRowNumber 入力スキーマに渡されたデータ内のノードの位置に基づいて番号を出力します。  
RESULT_ASYNC_done 処理結果(AsyncResult)の完了フラグ(true,false)を出力します。  
RESULT_ASYNC_id 処理結果(AsyncResult)のIDを出力します。  
RESULT_ASYNC_message 処理結果(AsyncResult)のメッセージを出力します。  
RESULT_ASYNC_state 処理結果(AsyncResult)の状況を出力します。
  • [Queued]:処理はまだ始まっていません。
  • [InProgress]:現在処理されています。
  • [Completed]:処理は完了しています。
  • [Error]:処理に失敗しました。
 
RESULT_ASYNC_statusCode 処理結果(AsyncResult)のステータスコードを出力します。  

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「スキーマ編集」を参照してください。

大容量データ処理

大容量データ処理に対応しています。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
read_count 読み取ったデータの件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
success_count 状況が「Completed」である結果の件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_count 状況が「Error」である結果の件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
inprogress_count 状況が「Queued」または「InProgress」である結果の件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
server_url ログイン後のエンドポイントURLが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
session_id セッションIDが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
operation_api_exception_code APIエラー発生時、発生したエラーのExceptionCodeが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • APIエラー以外のエラー発生時は、値が格納されません。
  • SkyOnDemandのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
operation_error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • SkyOnDemandのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
operation_error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • SkyOnDemandのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
java.net.UnknownHostException グローバルリソースで指定したPROXYサーバが見つからない例外です。 PROXYサーバの状態を確認して下さい。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[Proxyホスト]を確認してください。
java.net.SocketTimeoutException
connect timed out
Salesforceに接続中にタイムアウトが発生しました。 ネットワークの状態、Salesforceのサーバの状態を確認してください。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[Connectionタイムアウト(秒)]を確認してください。
java.net.SocketTimeoutException
Read timed out
Salesforceに接続後、サーバからの応答までにタイムアウトが発生しました。 ネットワークの状態、Salesforceのサーバの状態を確認してください。または、[接続先]で指定したグローバルリソースの[タイムアウト(秒)]を確認してください。
com.sforce.soap.partner.fault.LoginFault Salesforceへのログインに失敗しました。 ExceptionCodeまたは、エラーメッセージを確認し、Salesforceの関連ドキュメントなどに対象のエラーに関する情報がないか確認してください。
com.sforce.soap.partner.fault.InvalidFieldFault 実行したSOQLに含まれる項目が不正です。 ExceptionCodeまたは、エラーメッセージを確認し、Salesforceの関連ドキュメントなどに対象のエラーに関する情報がないか確認してください。
com.sforce.soap.partner.fault.UnexpectedErrorFault Salesforceへの処理実行中に、予期しない例外が発生しました。 ExceptionCodeまたは、エラーメッセージを確認し、Salesforceの関連ドキュメントなどに対象のエラーに関する情報がないか確認してください。