Velocityテンプレート

Velocityテンプレート設定例

「売上データ」を入力データに売り上げデータ一覧をHTML出力する設定例です。
見出しにはスクリプト変数の「集計開始日」「集計終了日」を対象期日として表示し、「売上データ」の取得件数も合わせて表示します。
一覧表示には、「売上データ」の会社名、売上、種別の項目を表形式で表示します。
売上項目の値が下記条件に該当した場合、それぞれの表示形式で表示します。

入力データの使用方法

以下の表記により、SkyOnDemandにて使用される結果データに対する参照をVelocityコンテキストに渡すことができます。
表記 説明
$component.{処理コンポーネント名} [処理コンポーネント名]で示される処理コンポーネントの結果データに対応したオブジェクトが返されます。

入力データの型による違い

入力データがテーブルモデル型データ・XML型データのいずれかによって、Velocityコンテキストに渡されるオブジェクトが異なります。そのため、入力データの型によって、繰り返し処理や条件分岐処理の記述が異なります。

XML型データ

XML型の入力データの場合、JDOMドキュメントに変換して扱われます。「$component.{コンポーネント名}」の書式で記述することで、JDOMドキュメントのルート要素を取得できます。
JDOMについては、「jdom.org」(http://www.jdom.org/)を参照してください。

テーブルモデル型データ

テーブルモデル型の入力データの場合、「$component.{コンポーネント名}.rows」の書式で記述することで、行に関するCollectionオブジェクトを取得できます。
メソッド名 引数 返り値の型 説明
rows なし Collection 各行にアクセスするためのCollectionオブジェクトです。

また、行オブジェクトには以下のメソッドが実装されています。
メソッド名 引数 返り値の型 説明
getColumnValue int Column インデックスを指定して列オブジェクトを取得します。
getColumnCount なし int 行に含まれる列数を返します。
getColumnData なし Column[] 行オブジェクトに含まれる列オブジェクトの配列を返します。

列オブジェクトには以下のメソッドが実装されています。
また列オブジェクト自体は、getStringValueと等しい文字列表現を返します。
メソッド名 引数 返り値の型 説明
getData なし Object 列の入力値をそのまま返します。
getStringValue なし String String型としての値
getIntegerValue なし Integer Integer型としての値
getLongValue なし Long Long型としての値
getShortValue なし Short Short型としての値
getFloatValue なし Float Float型としての値
getDoubleValue なし Double Double型としての値
getBigDecimalValue なし BigDecimal BigDecimal型としての値
getBooleanValue なし Boolean Boolean型としての値

入力データの追加・削除

入力データの追加

入力元のコンポーネントからデータフローを引きます。

入力データの削除

入力元のコンポーネントからのデータフローを削除します。

仕様制限

注意事項