複数メール送信処理

オペレーション名

複数メール送信

機能概要

入力データの内容に基づき、SMTPサーバにメールを送信します。

データモデル

本コンポーネントのデータモデルはテーブルモデル型です。

プロパティ

変数の使用については、「変数」を参照してください。
基本設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
名前 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上での名前を入力します。  
入力データ 必須 使用不可 スクリプトキャンバス上にあるコンポーネントを選択します。  
必須設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
接続先 必須 使用不可 グローバルリソースを選択します。
グローバルリソースの設定方法については、「グローバルリソースのプロパティ」を参照してください。
  • [追加]:
    新規にグローバルリソースを追加します。
  • [一覧の編集]:
    「リソース一覧の編集」画面にて、グローバルリソースの設定を編集することができます。
 
認証
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
認証モード 必須 使用不可 メールを送信する際の認証モードを選択します。
  • [なし]:(デフォルト)
    認証を行いません。
  • [POP before SMTP]:
    送信する前にPOP3による認証を行います。
  • [SMTP認証(LOGIN)]:
    SMTP認証(LOGIN)方式の認証を行います。
  • [POP before SMTP]を選択した場合、POPサーバとの接続タイムアウトは15秒です。
ホスト名 必須 使用可 POPメールサーバのホスト名またはIPアドレスを入力します。
  • [認証モード][POP before SMTP]を選択した場合、有効になります。
ポート番号 必須 使用可 POPメールサーバにアクセスするためのポート番号を入力します。
  • デフォルト値は「110」です。
  • [認証モード][POP before SMTP]を選択した場合、有効になります。
ユーザ名 必須 使用可 POPメールサーバにアクセスするユーザ名、またはSMTP認証するためのユーザ名を入力します。
  • [認証モード][POP before SMTP]または[SMTP認証(LOGIN)]を選択した場合、有効になります。
パスワード 必須 使用可 POPメールサーバにアクセスするためのパスワード、またはSMTP認証するためのパスワードを入力します。
  • [認証モード][POP before SMTP]または[SMTP認証(LOGIN)]を選択した場合、有効になります。
SSL接続 省略可 使用不可 POPメールサーバにSSL接続を行うかどうかを選択します。
  • [チェックあり]:
    SSL接続を行います。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    SSL接続は行いません。
  • [認証モード][POP before SMTP]を選択した場合、有効になります。
  • SSL接続方式はSSL/TLSです。
  • [チェックあり]を選択した場合、POP3サーバのサーバ証明書がSkyOnDemand Serverの参照するキーストアにインポートされている必要があります。
  • キーストアへのインポート方法については、別途お問い合わせください。
プロパティアクション
項目名 説明 備考
認証テスト 指定した[ホスト名]に対し、[ユーザ名][パスワード]でログインすることができるかテストを行います。
  • [認証モード][POP before SMTP]または[SMTP認証(LOGIN)]を選択した場合、有効になります。
  • 以下の場合には[認証テスト]は無効になります。
    • [ホスト名]または[ポート番号][ユーザ名][パスワード]が入力されていない場合
    • [ホスト名]または[ポート番号][ユーザ名][パスワード]に変数が指定された場合
送信設定
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
エンコード 省略可 使用可 メール送信時のエンコードを選択または入力します。
  • [日本語(JIS)]:(デフォルト)
  • [日本語(シフトJIS)]:
  • [日本語(EUC)]:
  • [US-ASCII]:
  • [ISO 8859-1]:
  • [UTF-8]:
  • [EUC-KR]:
入力する場合は、Java SE Runtime Environment 8でサポートされているエンコードを指定します。
詳細については、「Supported Encodings」(http://docs.oracle.com/javase/8/docs/technotes/guides/intl/encoding.doc.html)を参照してください。
  • 省略した場合には、「UTF-8」で送信します。
送信できない入力データは読み飛ばす 省略可 使用不可 送信できないデータが入力された際の動作を選択します。
  • [チェックあり]:
    送信できないデータは読み飛ばし、処理を継続します。
  • [チェックなし]:(デフォルト)
    送信できないデータが入力された際には、エラーにします。
  • チェックを入れた場合には、メッセージ送信時にエラーが発生した際に、対象のメッセージの送信をスキップし、処理を継続します。
  • 接続できないホストを指定した場合などの接続時のエラーは、本プロパティにチェックを入れた場合でも処理が継続できないため、エラーとなります。
  • 送信できなかった入力データはログレベル「WARN」でログに出力されます。
ヘッダ
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
ヘッダ一覧 省略可 - メール送信時に付与するヘッダを指定します。
  • ヘッダを設定した場合のスキーマ情報はスキーマを参照してください。
ヘッダ一覧/ヘッダ 必須 使用可 メール送信時に付与するヘッダのキーを入力します。
  • ダブルバイトのキー値は対応していません。
  • 値にダブルバイト文字が含まれる場合には、値はRFC 2047準拠のエンコーディングが行われます。
コメント
項目名 必須/省略可 変数の使用 説明 備考
コメント 省略可 使用不可 このアダプタの簡単な説明を記述することができます。
説明を記述すると、仕様書に反映させることができます。
 

スキーマ

入力スキーマ

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" ?>
 <table>
   <row>
     <column>ヘッダ1</column>
     <column>ヘッダ2</column>
       :
     <column>差出人</column>
     <column>宛先</column>
     <column>CC</column>
     <column>BCC</column>
     <column>返信先</column>
     <column>件名</column>
     <column>Contetnt-Type</column>
     <column>本文</column>
     <column>添付ファイルパス</column>
   </row>
   <row>
     :
   </row>
 </table>
列名 説明 備考
ヘッダ [ヘッダ一覧]に定義したキーごとに設定してください。
  • 1つのキーに対して複数値を設定する場合には、カンマ(,)区切りで指定してください。
  • [ヘッダ一覧]を定義していない場合には出現しません。
差出人  
  • 複数値を設定する場合は、セミコロン(;)またはカンマ(,)区切りで指定してください。
宛先  
  • 複数値を設定する場合は、セミコロン(;)またはカンマ(,)区切りで指定してください。
CC  
  • 複数値を設定する場合は、セミコロン(;)またはカンマ(,)区切りで指定してください。
BCC  
  • 複数値を設定する場合は、セミコロン(;)またはカンマ(,)区切りで指定してください。
返信先  
  • 複数値を設定する場合は、セミコロン(;)またはカンマ(,)区切りで指定してください。
件名    
Content-Type    
本文    
添付ファイルパス  
  • 複数値を設定する場合は、カンマ(,)区切りで指定してください。
  • ファイルパスはSkyOnDemandファイルシステムの絶対パスで指定してください。

出力スキーマ

ありません。

Mapperでのスキーマ読み込み

スキーマは自動で読み込まれます。
詳細については、「
スキーマ編集」を参照してください。

トランザクション

トランザクションはサポートしていません。

PSPでの使用について

PSPでは使用できません。

使用できるコンポーネント変数

コンポーネント変数名 説明 備考
count 送信したメールの件数が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_category エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのカテゴリが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_code エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードのコードが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
message_level エラー発生時、発生したエラーに対応するメッセージコードの重要度が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
error_type エラー発生時、発生したエラーの種類が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • エラーの種類は、以下のような形式となります。
    例:「java.io.FileNotFoundException」
  • SkyOnDemandのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_message エラー発生時、発生したエラーのメッセージが格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • SkyOnDemandのバージョンにより、格納される内容が変わる可能性があります。
error_trace エラー発生時、発生したエラーのトレース情報が格納されます。
  • デフォルト値はnullです。
  • SkyOnDemandのバージョンや実行するクライアントアプリケーションにより、格納される内容が変わる可能性があります。

仕様制限

主な例外

例外名 原因 対策
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[]
[接続先]が指定されていません。 [接続先]を指定してください。
ResourceNotFoundException
リソース定義が見つかりませんでした。名前:[<グローバルリソース名>]
[接続先]で選択されたリソース定義が見つかりません。 [接続先]で指定したグローバルリソースを確認してください。
InvalidPropertyConfigurationException
<プロパティ名>が指定されていません。
[<プロパティ名>]が指定されていません。 [<プロパティ名>]を指定してください。
InvalidSchemaException [入力データ]のスキーマが不正です。 [入力データ]のスキーマを確認してください。
RecipientsNotFoundException [入力データ]の送信先が不正です。 以下のことを確認してください。
  • [入力データ]の送信先が指定されているか
  • [入力データ]の送信先にマルチバイト文字を含むメールアドレスが指定されていないか
SenderNotFoundException [入力データ]の差出人が指定されていません。 [入力データ]の差出人が指定されているかどうかを確認してください。
InvalidMailAddressException
<差出人> はメールアドレスとして不正です。
[入力データ]の差出人が不正です。 [入力データ]の差出人を確認してください。
java.io.UnsupportedEncodingException [エンコード]に設定されたエンコードはサポートされません。 [エンコード]で指定したエンコードを確認してください。
javax.mail.AuthenticationFailedException: [ユーザ名]または[パスワード]が不正です。 [ユーザ名]または[パスワード]を確認してください。
javax.mail.MessagingException:
ConnectionException
[ホスト名]で指定したホストとの接続に失敗しました。 [ホスト名][ポート番号]を確認してください。 また、[ホスト名]で指定したホストでサービスが提供されているかどうかを確認してください。
javax.mail.MessagingException:
UnknownHostException
[ホスト名]で指定したホストが見つかりません。 [ホスト名]で指定したホスト名を確認してください。
javax.mail.MessagingException:
SSLHandshakeException
グローバルリソースの[SSL接続]の値に[SSL/TLS]、または[STARTTLS]のどちらかが選択されており、サーバ証明書の信頼性が検証できなかった場合に発生します。 SSL接続を行うサーバの証明書がJavaに登録されているか確認してください。 登録されている場合、接続先のサーバがJavaに登録したサーバと同一か、または接続先のサーバ証明書の有効期限が切れていないか確認してください。
javax.mail.SendFailedException
送信に失敗しました。 [入力データ]の宛先・CC・BCCを確認してください。
javax.mail.SendFailedException
Invalid Addresses
送信に失敗しました。 [入力データ]の宛先・CC・BCCを確認してください。
メールアドレスが正しい場合でも、メールサーバがエラーを返した場合にこの例外が発生することがあります。
com.sun.mail.smtp.SMTPSendFailedException 送信に失敗しました。 メッセージの内容を確認して対策を行ってください。